オートポリス 撮影スポット
綿密な計算をした上で、どこでどういう写真を撮りたいのかをイメージしておかないと、移動している時間も無駄ですからね。一様、ここ何年か足を運んで、大体分かってきたようなつもりではいますし、このHPでもちょこちょこ紹介はしておりますが、ちょっと自分の中での整理も含めて、撮影スポットを整理しておきたいと思います。
ようやく、オートポリス編が完成しました!。
1-A.普通に流す
1-B.脱出を後ろから狙う
2-A.普通に流す
2-B.スタンドを背景に流す
4-A.侵入を狙う
4-B.少し上から狙う
4-C.一番下から狙う
1.グランドスタンド
1-A.普通に流す
オートポリスのグランドスタンドは、画的にはパッとしませんが、フェンスが低いのでスタンドからマシンが狙えます。これは、雨が降ったときには結構ありがたいですよね。
1-B.1コーナーの脱出を後ろから狙う
あと、教えてもらったのですが、グランドスタンドから1コーナーの脱出を後ろから流せるよ、と聞いたので、ついでにグランドスタンドの1コーナー寄りでも試してみました。
う~ん、悪くは無いけど、私にはお尻の楽しさはまだ分からんですな。
2.1コーナー
2-A.普通に流す
あまりカメラマンの数は多くないけど、案外好きなのが1コーナーです。
岡山なんかでもそうですが、1コーナーというと正面で狙いたくなる感じがありますが、案外画的に面白くないので、いつも1コーナーの一番2コーナー寄りのところで狙います。
しかも、最近、1コーナーの一番の頭のところに、コンクリートのL字のものがダダダッと並んでいて、そこにはPRESS ONLYの文字が…。といっても、こんなところでプレスの人って撮るっけ?。みんな下で撮ると思うんだけど…岡山の1コーナーじゃあるまいし…。いずれにしても、あんまり真正面は画的に面白くないですから。
基本的に、ここの1コーナーは2コーナーに向けて左に傾斜をしているのですが、2コーナーに行けば行くほど、前にあるフェンスと重なってきます。
なので、撮影していてギリギリフェンスが邪魔にならないあたりを私としては狙い目にしています。過去の写真を見てみても、どうやらこの斜めに補強の入っているフェンスがあるあたりが限界のようです。
全般的に1/160sぐらいで撮影したけど、やろうとすれば、1/40sでも行けちゃいます。
ただ、SFは車速が早いので、中途半端に落とすと歩留まりが悪くなるんだよなぁ…。
個人的には、オートポリスの1コーナーって好きなんですけどね。どちらかというと午前中向きですし、そもそもカメラマンが多くない上に、多かったとしてもポジションをそこまでこだわらなければ、決勝レースは分りませんが、大概のタイミングではいつ行っても撮れるでしょうから。
唯一、ここの欠点は近くに車を止めることが出来ないところ。S耐のようにグランドスタンド裏が止められるときはまだいいですが、SFやSGTになると、なかなかです。そういった意味では、金曜日に来るというのも、少しハードルが高い(というか面倒くさい)んですよね。金曜日なのに、グラスタ裏に車止めて歩いて…ってのも気が引けるし…。
2-B.スタンドを背景に流す
ちょっと変わったスタイルだと、オートポリス独特のグランドスタンドをバックに流し撮りをするというのもあります。
その時は、フラットに撮るよりは、思い切って傾けて見た方がいいかも。
ちなみに…
そういえば、同じ場所から2~3コーナー方向を見るとこんな感じ。望遠でお尻を狙うってのもありかもね。
3.第1ヘアピン手前
岡山なんかのフェンス越しを経験すると、イケるんじゃないか?と思ってしまうのは、この第1ヘアピンの手前の区間ですよね。
ただ、ここはちょっと無理っぽいです。やはり、フェンスに対してマシンが近いので、フェンスをボカしきれません。しかも、「脚立があれば上から狙えるかな?」とも思いましたが、ちょっとやそっとの脚立では無理。どこかの記事で、「軽トラの上に脚立を立てていた兵がいた」という記事を読んだことがありますが、確かに、それぐらいしないと無理だと思います。
4.100R
4-A.100R侵入
ちょっと上から視線にはなりますが、なかなか撮影ポイントとしてはあちこちで撮れます。
ちなみに、100Rって、上からしか撮影出来ないかと思いきや、少し芝生の坂を下りて中段にあるフェンスの位置までは降りることが出来ます。なので、ちょうど11番ポストのあたりの方がいいかもしれません。
ただ、やはりこのあたりだと、クリップに付くのはある程度100Rに入ってからという感じになるので、このあたりはちょっと近すぎる気がします。もうちょっと第2ヘアピン寄りの方がよさそう。
4-B.100Rを少し上から狙う
以前は、S耐などではあとの4-Cである100Rの結構下の方に降りることが出来たのですが、少なくともここ2年のSUPER GT戦では、そこまで降りることが出来ません。
なので、この位置が、100Rの中で一番低い位置ということになります。
ちょうど、コースサイドとフェスティバルガーデンの中間という感じです。イメージとしては、鈴鹿のヘアピンの距離が遠い感じですかね。なので、案外撮影はしやすいです。
何てことは無い感じではありますが、もうちょっと混雑するのかなぁと思ったものの、案外サクッと撮影出来る場所です。
4-C.100R立ち上がりを一番下から狙う
はい、オートポリスといえば、やっぱりここですよね。
そう、泣く子も黙る100Rです。いや、ホントでここは泣く子も黙るぐらい迫力があります。国内サーキットで、あれだけの車速でこのフェンスの低さ、そしてコースへの近さはで、鈴鹿のヘアピン並だけど、速度が全然違うので、こういうのが撮影できるスポットは他にはないのではないでしょうか?。
案外ここはバトルを撮るにはいいかもしれないですね。ただ、クリップのあたりを狙おうと思うと、2輪ではAPS-C 560mmでもなかなか厳しいですね。
実際、ここで撮影していると結構怖いんです。ちょくちょく縁石の終わりをアウト側にふくらんで土ぼこりを上げながら走り抜けていくってのもあるし。
にしても、やはりここは午後に狙うポジションですね。
ちなみに、ここはフェスティバルガーデンのところから坂道を降りる形になりますが、芝が濡れていると結構滑るので気をつけて下さいね。私は一度、ここでやらかしてしまいましたから…。
あと、SUPER GT戦ではこのポイントに降りることすら出来ませんが、第2ヘアピン側の道を挟んだ向こう側から狙おうと思えば、狙えなくは無いですが結構遠いのでご注意を。
5.ジェットコースター・ストレート
ジェットコースターストレートです。ブリッジ下にある駐車スペースから下に降りるとここに出てくるんですよね。
初めは下ってくるところを撮影しようとも思いましたが、ガードレールも短調だし、ここで流し出てもあんまり画にならない予感がしたので、あえてヘアピンの立ち上がりを狙うことにしました。
こういう雰囲気って、案外他にありそうでないんですよね。あと、結構車速早いので、シャッター速度は要注意ですね。
ちょっと写りが甘いですが、こういうショットも狙えなくは無いです。
参考までに60R方向はこんな感じですが、さすがにこっちで狙うことは無いでしょうね。
6.60R
「60R」と書くと、「それってどこ?」って感じかもしれませんが、要はジェットコースター・ストレート下のコーナー。
このあたりがちょうどコーナー侵入を狙うならいいかもね。といいつつ、やっぱりフェンスのことを考えると、道の高さで撮影するとちょっと低いです。
実は、道の横に40cm程小高い場所(たぶん、昔にロッジがあった場所)があるのですが、ここに登ると…
悪くないよね。ただ、もうちょっと60R寄りでも良かったかな。
工夫をして撮れば何とかなりそう。だけど、正直、ここまで来て撮影をするショットかといわれると微妙かな。
90R側だとリヤを狙うってのも悪くないかも。
7.90R
ちょうどジェットコースターストレート下の道を一番奥まで進んだところがちょうどここです。
ここも少し道よりも一段高くなっていて、撮影することが出来ます。
遠くから見ると、ちょうどこの写真の中央にある電柱のところ。結構高いことが分かります。
ブリッジ側はこんな感じ。いずれにしても、ここで撮影をしなくても、もうちょっと前に出たら寄って撮影が出来ます。ただ、ある程度管理はされているとはいえ、長ズボンじゃなかったので、もうちょっと前に行く勇気はなかったですね。
アウト側の縁石がやや斜めになる角度がちょうどいいでしょう。単独で撮るのもいいですけど、後ろにマシンがある方が画的には好きかな。案外90Rの侵入のところを狙うのも良さそう。
実は、オートポリス参戦前にこちらのブログでいろいろと探していたときに、この写真を見つけて、どこなのかなぁ?とずっと探していてようやく見つけたんですよね。岡山だと最終コーナーでこういうシチュエーションあるけど、オートポリスで思い当たる節があんまり無かったんですよね。
8.80R
前から気にはなっていたポイントだったのですが、何気にここまでやってきたのは初めて。
何とかフェンスの上から狙えるのかなぁと思っていたけど、ただ立っているだけだとギリギリ無理な感じ。脚立とかで少し登れば狙えるかもしれないけど、ここはスグ近くには車が停められないのでちょっと面倒くさい。
そうなると、あと可能性があるとすれば近づいてフェンスをぼかすしかないですね。
実はここも、先程の90Rと同じブログで探した撮影ポイント。この写真がなかなか場所が分からなかったのですが、背景に駐車場があって、こういうコーナーってここぐらいしか無い気がして、ようやく判明しました。
正直なことを言えば、岡山国際サーキットのイメージだと、「ここに撮影窓を開けてくれ!」って言いたくなる場所。確かにフェンスの写り込みが気になるので、ちょっとアンダー気味にもしてるけど、これぐらいが限界かな。ただ、今回は400mmで撮ってしまっているので、開放F値よりも、あえてもうちょい焦点距離伸ばしてしまった方が、フェンスは消せるかもな。
9.60R
ブリッジ手前の中でも一番奥側の60R。何気にここまで奥で撮影をしたのって意外と無かったかも。
本当はもうちょっと前に出てしまえばいいのでしょうが、さすがにこの草むらを前進する勇気は無かったですわ。
10.50R
上りセクションで右・右と続く2つ目の右コーナー。
コーナーに入ってきた辺りが狙い目ですかね。
10-A.立ち上がりを狙う
50Rといっても、カテゴリーによってクリッピングポイントが微妙に違うので、そのあたりは実際に見ながらポジション取りを微調整した方がいいかも。
11.40R
先の50Rとほとんどポジション的には変わりませんが、40Rのクリッピングを通るところを流していきます。
横の流し撮りとしては、結構このポイントは好きですね。入門編にもいい場所なので、ここで練習してみるのもいいでしょうね。
こう見ると、やはり夕方になると逆光になりやすいので、時間帯は少し選びそう。といいながらも、むしろ逆光がそれなりにいい感じに見えたりもします。
もう少しブリッジ寄りで、40Rの立ち上がりを狙うという作戦もあります。
ちょっと傾けすぎたかな?。でも、なかなか悪くないと思います。
12.ブリッジ手前
オートポリスといえばここというぐらいの定番ポジションです。
ここって、岡山のヘアピン並に傾斜になってます。なので、長時間のここの撮影は結構足が苦しくなります。岡山国際のヘアピンと一緒ですよね。
先客がいたりすると、杉の木の左側から狙うことも。ここはとにかく撮影出来る人数はそんなに多くないので、金曜日とか予選とかならいいですけど、決勝レースだとなかなか大変かも。
この場所は2輪は似合うだろうなぁと考えてましたが、やっぱりいい感じですね。本当は、予選みたいなMAXで走行している時の方が、傾きも厳しくなってカッコいいんでしょうけどね。
やっぱり、オートポリスといえば、ここで撮らずにはいられないですよね。
13.第2ヘアピン
本来、コースの順番からすると最終コーナーに向かっていくのですが、ここから第2ヘアピンが狙えるので、あえてここに記載しておきます。
この距離、難しそうに思うかもしれませんが、APS-Cで600mmのレンズを持っていると結構あっさりと狙う事が出来ます。それにしても、こう見ると結構ヘアピンが一気に下っていることが分かると思います。
ここで狙う場合、ヘアピンに向かってくるマシンが見えないかなぁと心配していましたが、250Rを駆け上がってくるマシンが見えるので、案外狙いやすいです。
正直、岡山のリボルバーを2コーナー側から狙うよりも結構現実的です。
こういうバトルが撮れるといいっすよね。
14.120R
あんまり面白くない普通な所ですが、ブリッジを潜ってさらに緩く左に曲がるコーナーです。
このショットは今後、いろいろと検討してみたいな。こう思うと、この最終コーナーの周りはちょっと動くだけであれこれ違う画が狙えるから、決勝レースはやっぱりここですね。
本当は画的なことを考えれば、もうちょっと近づいて角度を考慮すれば、背景に縁石と芝生が入るので、シンプルだけど結構いい感じで狙えると思います。
ファイナルコーナースタンドから遠目に狙う
同じ120Rを、ファイナルコーナースタンドから遠目に狙います。
たぶん、ここでこういう撮り方をしたのって初めてかも。案外いいね。
15.ファイナルコーナースタンド
そう、オートポリス名物でもあるファイナルコーナースタンドですね。
定番の23番ポスト横
まずは、23番ポストの横。ここって、ブリッジを潜ってファイナルコーナーに入るまでがS字状になっているので、画的にカッコいいんですよね。
ここで撮影をすると、やっぱり背景をイメージして撮影したくなりますよね。
やっぱり、ここはみんなが撮りに来るところだけはありますね。
ちなみに、今までファイナルコーナースタンドって立ちで撮影していたのですが、案外、2列目か3列目ぐらいに座っても撮影出来るんですよね。さ
23番ポスト先
23番ポストのスグ横に。ここまで来ると、ちょうど背景がS字状になるのでカッコいいんですよね。
23番ポストと24番ポストの中間
少し撮影ポイントをピット側にズレた場所。実はここも先程のブログを参考にさせてもらいました。この写真が、カッコいいなぁと思いつつも、ここだけ見ると「何処だよここ?」とだいぶん探しました。決定打になったのは背後のフェンスですね。こういう形状になってるのってここしかないんで。
ホント、ここのショットだけ見ると、一瞬「何処で撮ったんだ?」って思っちゃいますよね。
ブリッジを潜ったあとのS字状をあまり気にせず、単純に旋回するコーナーという形で撮影するには結構シンプルな構図で好きなポイント。気持ち左を上げた方が雰囲気があっていいかな。
24番ポスト手前
まずは24番ポストのあたりで狙います。
このポジション、画的にも結構好きなのですが、ここっていかんせん、急にマシンが飛び出てくるような感じになるので、常に撮影体勢を撮っておかないといけないので、何気に大変です。背後にもガードレールが入ってきたりもするので、そういった意味ではもう少し23番ポスト寄りの方が撮りやすいと思います。
24番ポスト先~Sポスト手前
続いて、24番ポストの最終コーナー側へ。
悪くは無いけど、とにかく撮りづらさの方が先行してきます。
一番最終コーナー側
ファイナルコーナースタンド最後は、一番最終コーナー手前のあたりから狙います。
ここの注目は、撮る位置によって①背景と②マシンの角度が変わってくるという点だと思いましたね。
まず、このポジションは、マシンがクリッピングについたところを狙うことができます。ただ、背景がちょうどガードレールが切れているところのなので、タイミングを逃すと、ちょっと背景がかっこ悪い。その点が、これ以上ホームストレート寄りになると厳しくなるので、限界がこのあたりのような気がします。
16.最終シケイン
25番ポストのFCスタンド側から
最終シケインのFCスタンド寄りの方。
25番ポストのピット寄り
続いて、同じ最終シケインの25番ポストのピット側の方。
コーナーポストの最終コーナー側とホームストレート側で試してみました。
個人的にいいなあと思ったのは、ピット側の方。やはり、カメラとフェンスの距離に対して、マシンまでの距離が遠くなるのでぼかしやすい。その点、最終コーナー側はどうしてもフェンスの写りこみが気になります。また、カメラとフェンスの角度も、どちらも斜めにはなるものの、ホームストレート側の方が、幾分直角に近いので、その点も写りこみに影響しているのかもしれません。
RAW現像時には、少しフェンスの白さが気になりましたが、かすみの除去でまあまあ誤魔化せる感じです。